酪農乳業史研究15号 発刊

研究会概要

■2018年(平成30年)4月28日

酪農乳業史研究15号 発刊のお知らせ

酪農乳業史研究15号(平成30(2018)年3月)発刊致しました。
内容は第11回シンポジウム:アイスクリームの歴史を学ぶ、他の内容となっています。とても魅力的な内容です。
ご興味のある方は是非ともご購入、一読頂ければと思います。

酪農乳業史研究15号

第11回シンポジウム:アイスクリームの歴史を学ぶから。

酪農乳業史研究15号 講演1:戦後のアイスクリーム産業史”アイスクリーム協会50年史から”より引用

内容をお伝えする言葉として、編集後記をご紹介させて頂きます。
本号は第11回シンポジウム「アイスクリームの歴史を学ぶ」を特集として編集した。本邦初のアイスクリーム製造・販売は、横浜馬車道で町田房蔵が始めたとされる。当初は高価だったこともあり、日本人にはほとんど売れずに、町田も相当の損害を被ったとのことだ。その馬車道アイスクリンは、赤城乳業が当時の味を「再現」し、コンビニで昨年まで販売していた。シンポによれば、アイスクリームの販売額は、平成6年(1994)まではほぼ一直線に上昇し、平成15年(2003)までは逆に下降したが、その後回復して現在は約5,000億円となっている。チョコレートやヨーグルトよりも大きい市場規模という。
その「奇跡」のV字回復の裏に何があったのかは、特集をぜひお読みいただきたい。アイスクリームの輸入は、30億円程度で国産比率は他の乳製品に比べて格段に高い。関税率は21~29.8%だが、3月8日に署名されたTPP11では、6年間で関税率は63~67%、日EUEPAでは同期間に70%削減されることになっている。
現在の輸入実績では、半分以上がニュージーランドで、TPP11やEU諸国が占める割合が高い。関税率削減によって、自給率がどうなるのか注目される。プレミアアイスの代名詞となっているハーゲンダッツのアイスは、以前米国からも一部が輸入されていたが、今は国産のみという。日本人の味にそった商品開発がそうした結果を生んでいるようだ。今後の輸入圧に、その戦略がどこまで有効か、アイスクリームだけの問題ではないだろう。
本誌に執筆くださった皆さんに深甚な感謝を申し上げます。(酪太郎)

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