日本酪農乳業史研究会
日本酪農乳業史研究会は、酪農及び乳業の歴史を研究し、その知識を広めることを目指している学術団体です。
万延元(1860)年日米修好通商条約批准書の交換のため第1回遣米使節団が派遣されました。その時、好奇心旺盛な侍たちがメモしながらニューヨーク市民に牛乳を供給する牛舎を視察する絵(銅版画)がフランク・レスレー絵入れ新聞(1960・5・26刊)に掲載されました。高崎市東善寺所蔵
日本酪農乳業史研究会について
日本酪農乳業史研究会は、酪農及び乳業の歴史を研究し、その知識を広めることを目指している学術団体です。2008(平成20)年4月に設立されました。
研究会では、これまでに13回のシンポジウムを開催し、延べ約800名の方にご参加頂いています。これらのシンポジウムでは、酪農乳業史に関する歴史的展示物や書籍の展示、古代乳製品や牛乳・乳製品の試食などが行われています。
学術論文やシンポジウムの記録・資料等は、学術誌『酪農乳業史研究』において発表しています。会員からの積極的な投稿をお待ちしております。
ご挨拶
日本酪農乳業史研究会
会長 小林 信一
日本酪農乳業史研究会会長就任に当たって
この度、第5代会長に就任いたしました静岡県立農林環境専門職大学の小林信一です。よろしく、お願いいたします。本研究会は2008(平成20)年4 月に、私の日大時代の先代の教授であった長野實先生や2代目会長の柴田章夫先生など、日本大学の諸先輩を中心に産官学の幅広い人材を集め、発足いたしました。私もその末端で研究会誌の編集に創刊号から携わってきました。
ホームページに掲載されている研究会誌(表紙)をご覧いただくと、これまでの研究会活動の歴史を俯瞰することができます。特にシンポジウムをたどると、明治期以降の酪農乳業の発展史、政策展開および主要な乳製品(チーズ、発酵乳、アイスクリーム)や牛乳の殺菌法、牛乳瓶まで幅広く網羅していることがご理解いただけると思います。
本研究会は、専門分野も人文・自然・社会科学のすべての領域におよび、また必ずしも酪農乳業の研究者ではない専門分野の方にも参画いただいています。学際的な研究会であることと、研究者のみでない産官学の幅広い人材を会員としていることが本研究会の特長であり、強みであると考えております。
研究会の目的は、酪農乳業の歴史の研究ですが、歴史を学ぶことは今を学ぶことであり、歴史がわからなければ、今もわからないと考えます。酪農乳業が存続の危機と言ってもよい状況にある今日ほど、歴史を学ぶことの重要性が強調されるべき時はないと思います。こうした視点の下、多くの、特に若い方たちの参画を積極的に図っていくことが、今回の役員の使命と考え、活動していく所存です。皆様からのご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。
役員・会員紹介
日本酪農乳業史研究会 会長 小林 信一
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