会長挨拶

2025年(令和6年)新年ご挨拶

 

日本酪農乳業史研究会
会 長 矢澤好幸

明けましておめでとうございます。

 会員の皆様方におかれましては、お元気で新年を迎えてご清栄のことと存じます。お陰様で2008(平成20)年.設立以来、本年で15年を迎える事ができました。これも会員の皆様のご支援を頂いて今日があることに心より深く感謝を申し上げます。
活動として研究誌は20号を発刊し、酪農・乳業史の研究論文を各号に掲載してきました。そして各研究者の論文が本誌から引用され成果を上げる事が出来ました。加えてシンポジウムは東京を中心に開催してきましたが、コロナ対策に対応するためZOOM でも行い多くの会員さんのご協力と参加を頂いてきました。
反面今日の酪農乳業と同様に多くの課題を抱えていますが、会員も高齢化が進むと共に訃報を聞く会員も多く、加えてパソコン・AI時代を迎え厳しい対応が求められ弱体化に与儀なくされているのが現状です。
 しかし、酪農乳業が今日まで歩んできた道は、先人の幾多の苦難を乗り越えてきた歴史があります。これらを後世に残すために研究会の使命を果たさねばなりません。本年度の事業は「シンポジウム」の開催と「酪農乳業史研究」など小誌を発刊したいと考えています。
 昨今の各研究団体の活動方法をみると苦慮していると聞きますが、当研究会も同様に活動運営には厳しい問題を抱えています。今年は役員改選でもあり、会員の皆様と共によい知恵を見出して活動をしていくことが喫緊の課題であります。
 会員に寄り添い、厳しさを乗り越えていくために、会員の皆様方の変わらぬご支援とご鞭撻を心からお願い申し上げ新年の挨拶にします。