研究会の歩み

日本酪農乳業史研究会の歩み

 

研究会は2008(平成20)年4月に設立され初代会長・足立達(東北大学名誉教授2008~2009)、2代会長・柴田章夫(元日本大学教授・2010~2011)3代会長・中瀬信三(元日本乳業技術協会会長・2012~2017)4代会長・矢澤好幸2019~)が就任して、酪農乳業史に関する調査研究の活動を行ってきました。

 

シンポジウムの活動経過
第1回 (平成21年3月28日・日本大学生物資源科学部)
日本における酪農乳業の近代化の軌跡(1

1. 乳文化に更なる定着に向けて

(1)古代日本の乳文化                   (和仁晧明)

(2)日本の酪農乳業を奨励した政策             (中瀬信三)

(3)近世、近代の日本人による牛乳・乳製品との出会いとその機能性の啓発
                               (細野明義)


第2回(平成22年3月30日・明治大学駿河台キャンパス)
日本における酪農乳業の近代化の軌跡(2)

 

2. 牛乳の価値と衛生規制の変遷

(1)日本近代乳業事始め…前田留吉に牧場は存在したか?   斎藤多喜夫)

(2)牛乳・乳製品の栄養に関する啓発の歩み         (細野明義)

(3)我が国の乳・乳製品の衛生規制の変遷          (森田邦雄)

(4)食品衛生と対策に関する歴史的推移           (新名史典)

第3回(平成23年9月17日・日本大学櫻門会館)
日本における酪農乳業の近代化の軌跡(3)

 

3. 明治期における大型牧場の役割

(1)明治政府の政策と御料牧場の変遷            (豊田 晋)

(2)民間牧場としての小岩井農場の変遷           (菊池則道)

(3)明治期における大型牧場の盛哀とその役割        (中瀬信三)

第4回(平成24年7月14日・日本大学櫻門会館)
日本における酪農乳業に近代化の軌跡(4)

 

4. 酪農乳業の黎明期の趨勢

(1)明治初年の牛乳屋たち                 (和仁晧明)

(2)酪農発祥地における千葉の発展経過            (林克郎)

(3)煉乳産業の始まり(明治グループの千葉での歴史を中心に)(渡辺隆夫)

第5回(平成25年10月5日・日本大学櫻門会館)
日本における酪農乳業の近代化の軌跡(5)

 

5. 明治期の東京市乳界の礎を作った牛乳屋

(1)和田牧場の明治・大正・昭和              (黒川鐘信)

(2)創業100年のコーシン乳業株式会社の秘話        (古谷恒夫)

(3)明治期に食品衛生行政について            (森田邦雄)

第6回(平成25年3月2日・日本大学櫻門会館)
わが国の酪農乳業政策

 

6. 不足払い法制定当時の酪農乳業情勢

(1)不足払い法制定当時の酪農乳業情勢           (佐野宏哉)

(2)不足払い法制定前に生乳需給状況と国会審議過程     (香川荘一)

(3)不足払い制度と設立当時の生産者の動き         (西原高一)

(4)不足払い制度の前後                  (伊藤守男)

(5)不足払い前夜の生乳取引をめぐる酪農乳業情勢      (細野正昭)

(6)不足払い法が果たした役割と今日の課題         (小川澄男)

第7回(平成26年6月28日・日本大学櫻門会館)

 

7. ナチュラルチーズと食文化

(1)日本におけるチーズ製造に歴史的発展          (栢 英彦)

(2)チーズと日本食の融合                (阿久沢良造)

(3)チーズをめぐる政策の変遷               (石原哲雄)

(4)国産ナチュラルチーズ振興の取組について        (内橋政敏)

(5)ナチュラルチーズと日本食文化             (野澤 勉)

第8回(平成27年4月25日・日本大学櫻門会館)

 

8. 日本における発酵乳の発展史

(1)日本における発酵乳とその後の変遷史          (細野正義)

(2)カルピスの開発と販売に纏わる秘話           (山本直之)

(3)乳酸菌シロタ株を用いた製品開発の歴史         (松岡良彰)

(4)戦後の発酵乳の消費動向と規格・表示・容器等の変遷   (南 俊作)

(5)日本における初期の乳酸菌研究とその後の展開      (森地利樹)

(6)日本における発酵乳及び乳酸菌研究の歴史        (堂迫俊一)

第9回(平成28年3月27日・日本獣医生命科学大学)

   

 9. 飲用牛乳の殺菌方法とその歴史

(1)飲用牛乳の殺菌方法とその歴史           (藤原真一郎)

(2)HTST・UHTの殺菌の変遷              (有働久志)

(3)国産殺菌装置の変遷                 (清水喜治)

(4)ロングライフミルクの常温流通の道のり        (森田邦男)

 第10回(平成28年9月24日・日本大学櫻門会館)

 

10. 近代酪農発祥地「嶺岡牧」

(1)遺構が語る嶺岡牧の姿                (日暮晃一)

(2)古文書からみた嶺岡牧                (金澤真嗣)

(3)嶺岡牧の民営化(安房酪農の勃興)          (林 克郎)

(4)嶺岡牧再生マネジメント実証方式           (牛村展子)

 第11回(平成29年9月16日・日本大学櫻門会館)

 

11. アイスクリームの歴史に学ぶ…華麗なる乳文化を与えてくれたもの…

(1)日本アイスクリームの歩み・揺籃期から第2次世界大戦終了迄 (細野明義)

(2)戦後アイスクリームの産業史              (和氣 孝)

(3)現在のアイスクリーム類の多様性            (二村英彰)

 第12回(平成30年11月21日・時事通信ホール・Jミルクに協力)

 

12. 近代日本における酪農乳業に展開と発展

(1)産業的牛乳生産の広がり~東京に於ける明治期の酪農~  (矢澤好幸)

(2)北海道酪農の夜明け~宇都宮仙太郎の系譜~       (安宅一夫)

(3)日本におけるミルク科学の歩み~明治期から戦後15年迄の研究の技術~
                                                                                             (細野明義)

(4)明治・大正期における牛乳と家庭生活~飲用の是非論をめぐって~
                              (東草柳祥子)


第13回(令和元年9月28日・日本獣医生命科学大学)

13. 明治期に誕生した牛乳搾取業を先祖にもつ末裔たち

(1)近代栃木における酪農家の足跡              (福田 耕)

(2)中澤乳業?の150年の歴史               (中沢新一)

(3)春日牧場(大阪)の100年の歴史            (野口健一)

以上13回シンポジウム開催して延約800名の参加者を集めて開催された。特に酪農乳業史に係る歴史的展示物・書籍を展示するとともに、古代乳製品、牛乳・乳製品の試食コーナーを設けています。皆様の参加をお待ちしています。

 

酪農乳業史研究(誌)発刊経過

1)発表(投稿)状況(1号~16号)

項目論文総説解説調査書評エッセイトピックスシリーズその他
件数173843678813

論文…査読で承認されたもの

 

2)論文

  (1)日本における乳質検査の容量式脂肪率法の史的展開     (足立 達)

  (2)ケニアのマサイ族発酵乳に関する研究の進展       (宮本 拓)

  (3)搾乳の開始時期推定とユ−ラシア大陸乳文化一元二極化説  (平田昌弘)

  (4)日本において最初の公的乳脂肪率容量測定法となったマルシャン法
   採用の史的背景                     (足立 達)

  (5)殖産事業として澁澤栄一が導入した大型牧場の研究    (矢澤好幸)

  (6)幕末から明治初期の横浜における生乳飲用とアイスクリーム摂取の
  日本人への伝播                      (足立 達)

  (7)台湾における初期酪農乳業の発展経過に関する考察     (矢澤好幸)

  (8)韓国における牛乳供給の歴史(除美朗・汪悲然・黒崎弘平・小泉聖一・小林信一)

  (9)前田留吉氏実伝の出版とその史的背景    (足立 達)(矢澤好幸)

  (10)豪商全傳前田留吉傳の特徴         (足立 達)(矢澤好幸)

  (11)煉乳製造業黎明期の企業行動…安房地域中心として…   (佐藤奨平)

  (12)「厚生新編」に記され他チーズについて    (森田由紀・細野明義)

  (13)前田留吉の横浜の牧場について            (斎藤多喜夫)

  (14)室町時代、後期以降の長崎における乳及び乳製品    (松尾雄二)

  (15)日本における乳酸菌療法の導入について        (野坂しおり)

  (16)京都牧畜業の発展と経過の考察…京都府官営牧畜場を中心に…
                             (矢澤好幸)

  (17)近代日光・足尾地域における乳業家・福田松次郎の足跡  (福田 耕)

 

3)総説

  (1)サイレージ作りの歴史からみた日本酪農の発展の軌跡(1) (名久井忠)

  (2)サイレージ作りの歴史からみた日本酪農の発展の軌跡(2) (名久井忠)

  (3)牛用飼料の歴史                     (石黒瑛一)

酪農乳業史研究(誌)は16号まで発刊してきましたが会員・関係者から寄稿149本いただきました。論文及び総説の題名と寄稿者は上記の通りです。皆様の寄稿をお待ちしています。